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【DELL】New Vostro3681メモリ増設/M.2 SSD換装など

PC関連
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こんにちは、Ryoです。
今回は第10世代インテルCore i7プロセッサーまで搭載可能、且つ拡張性が強化されたビジネス向けのスモールデスクトップNew Vostro3000シリーズ(3681)を購入しましたので、ケース等の分解~メモリ取付手順やM.2 2280SSD換装、ハードディスクドライブ(HDD)脱着、及びCrystal Disk Mark測定結果などについて書いていきたいと思います。

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1.PC概要

スモールデスクトップなので「高さ290mm×幅92.6mm×奥行き292.8mmで最小重量が3.52kg」となっており、かなりコンパクトです。

前面のポートやスロットは「光学ディスクドライブ」「5:1メディアカードリーダー」「電源ボタン」「コンボオーディオジャック」「USB2.0×2」「USB3.2 Gen 1 Type-A×2」となっています。

背面は「ライン出力」「HDMI」「VGA」「USB3.2 Gen1 Type-A×2」「USB2.0×2」「RJ-45イーサネット」「拡張カードスロット」「電源装置ユニット」があります。

その他主な仕様については以下の通りです。

項目 仕様
プロセッサー 第10世代 インテル Core i5-10400 プロセッサー(6-コア, 12M キャッシュ, 2.9GHz to 4.3GHz)
オペレーティングシステム Windows 10 Home (64ビット) 日本語(オプションでPro選択可)
Officeソフト なし(オプションでOffice Personal2019選択可)
メモリー 4GB, 4Gx1, DDR4, 2666MHz(オプションで8GB×1の選択可)
ストレージ 3.5インチ 1TB 7200RPM SATA ハードドライブ
光学ドライブ トレイロード式 DVD ドライブ (DVD±RW/CD-RW)
ビデオカード インテル UHD グラフィックス 630 共有 グラフィックス メモリー 付き
モニター なし
キーボード デル エントリー キーボード KB216 ブラック (日本語)
マウス デル 光学 マウス-MS116 – ブラック
セキュリティソフト マカフィースモール ビジネス セキュリティ (12ヶ月間更新サービス)
ネットワークアダプター 802.11ac 1×1 Wi-Fi & Bluetooth

2.メモリ増設/SSD換装作業など

今回行う作業について「既設HDD⇒M.2 SSDへのクローン(複製)」⇒「メモリ増設」⇒「M.2 SSD取付」⇒「起動確認/BIOS設定等」⇒(既存HDDの処理)の流れで書いていきます。

◆HDD⇒M.2 SSDへのクローン(複製)

先ずはOSなどがインストールされている既設のハードディスクドライブ(以降はHDDと記載)から新たに起動ドライブとするM.2 SSDへデータの複製を行います。

ここで使用する機器は以下になります。

NVMeケースについては以下のNVMe/SATAどちらも対応できる形も使い勝手が良いです。ちなみに私はどちらも持っており、用途に応じて使い分けています。

作業としては今回購入したSSDをケースに組込み、PCに接続してデータを移行させます。

下の画像で使用しているのはNVMeのみ対応のケースになります。このケースへの組込み等は特に難しくありませんが、以前に記事を作成していますのでよろしければご参照ください。

【ORICO】NVMe M.2 SSDケースレビュー(搭載手順/使用感など)
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ケースへの組み込みが完了したらPCへ接続し、PC側でのソフトでクローン処理を実行していきます。

クローン処理に使用するソフトウェアは今回購入しているSamsungの公式HPの「DATA MIGRATION」から「Data Migration Software」をダウンロード/インストールします。

インストール後に起動すると以下画面でソースドライブ=クローン元(既設HDD)とターゲットドライブ=クローン先(この場合M.2 SSD)を選択しますが、PCに接続していれば自動的に選択されていると思います。

後は「開始」ボタンをクリックすると複製作業が開始され、終了後にメッセージ表示と共に自動的にシャットダウンします。

シャットダウンしていればクローン作業は完了していますので、先程取付たNVMeケースからM.2 SSDを取り出しておきます。

◆PCカバー取り外し~メモリ増設

ここで使用したメモリは以下になります。私は用途的に16GB×2枚の32GB としていますが、ここは必要に応じて適宜選定すれば良いと思います。

プロセッサー仕様からインテル公式HPを確認すると種類はDDR4-2666、最大サイズは128GBとなっていますのでご参考までに。

先ずカバーから取り外していきますので、赤丸部のネジ2箇所を緩めます。

ネジを緩めれば矢印方向にカバーをスライドさせることができ、スライド後に持ち上げるようにして外します。

カバーを取り外すとこのようになっており、HDDケースの下にメモリスロットやM.2 SSDスロットがありますので、このケース部分を取り外していきます。

赤丸部のネジ2箇所を取り外します。

ネジを外すとHDDユニットが外れますのでHDDに接続されている電源ケーブルとSATAケーブルを外し、その後HDD/ODDブラケットを取り外します。

私はHDDケースを取り外し後に前面ベゼルを外しましたが、HDDが取外し難い場合は先にベゼルを外しても良いです。ベゼルはロックされている3箇所のツメを外し、外側に回すような形で倒していくと外れます。

HDD/ODDブラケットを取り外すには、先ず赤丸部のネジを取り外します。

ネジを取り外し後、2段目の画像に示す赤丸部2箇所から矢印のように持ち上げる形でブラケットを外します。

ブラケットが外れるとようやくメモリスロットとM.2 SSDスロットを視認することができます。

スロットが確認できましたので、購入したメモリを差し込んでいきます。最初にセットされているメモリを流用しない場合は取り外します。

メモリのセットには方向があるので、メモリモジュールの切込みとスロットのタブを確認して合わせてからコネクタに挿入し、固定クリップがカチッという感触があるまで押し込みます。

ここまででメモリの増設作業は完了です。

◆M.2 2280 SSD換装

次にM.2 SSDの換装作業を実施していきます。SSDについては上でも紹介しているので重複しますが、ここで使用した機器は以下になります。

M.2 SSDスロットは初期状態でM.2 2230位置になっているので、基板表記の2280位置に固定用の支柱を移動します。

M.2 SSDにはヒートシンクを付属の両面テープで貼付けます。このヒートシンク自体はなくても良いのですが、このSSDは発熱がかなりあるので個人的には付けておいた方が良いと思っています。

後はスロットに取付ますが、支柱にネジで固定する際に私の手持ちのM2×2mm(アイネックスPB-044)では浅くて上手く固定できなかったので、以下のネジ長3mmがよさそうです。

M.2 SSDをセットしたらブラケット等を元通り組み立てますが、HDDは一先ず取り外しておきます。

カバーなども元に戻したら電源コード類を接続し、起動して状況を確認していきます。

◆起動確認/BIOS設定など

再組立て後に電源を投入すると最初にメモリが変わっていることによるアラートが表示されますが、ここは特に問題ありませんので「Continue」でOKです。

問題なければ通常通りパソコンが立ち上がります。先程増設したメモリや換装したM.2 SSDをタスクマネージャーで確認すると、この通り認識されています。

ここまで確認できれば最初にインストールしたDataMigrationは不要になるので、アンインストールしてOKです。

次にSSDを管理する専用ソフトの「Samsung Magician」を公式HPの「970EVO Plus」からダウンロード/インストールします。

これでスッキリと動いてくれれば良いのですが、おそらく立ち上げたSamsung MagicianのInformationに画像のようなアラートが表示されていると思います。

おそらくこのまま利用しても特に支障ないような気がしますが、サポートされていないドライバとなっているので気になりますから対処しておきます。

ここの対処にはBIOS設定を変更する必要がありますので、PCを再起動させてF2キーを連打してBIOS画面を表示させます。

画面表示後に「System Configuration」の「SATA Operation」を「AHCI」にしてApply ➡ExitとクリックしてPCを起動させます。

この時に通常通りPCが起動せず、ブルースクリーン表示されて再起動を数回(2~3回)繰り返し、その後DELLサポートアシストなどが起動してスキャンが実行される等するので不安になりますが、そのまま任せておきます。

その後にPCが起動できない旨が英語で表示されて、選択肢を選ぶ形になりますからStartupセッティング(F8を押す)を選び、次に表示された画面で「4」を押してセーフモードを実行すると、普通にPCが立ち上がると思います。

一度セーフモードで立ち上げれば、その状態でPCを再起動しても通常通り起動します。

これでNVMeドライバーがMicrosoftに変わりOSに認識された状態になるので、Samsung公式のNVMeドライバーをインストールできる状態になります。

このドライバーをダウンロード/インストールし、Samsung Magicianを起動して確認すれば、このようにNVMeドライバーが認識されてエラーもなくなります。

 

◆既設HDDの処理

ここは用途に応じて様々なので、予備として何もせずに保管しておくのも良いかと思います。私の場合はパーティションなどをすべて削除して再度PCへ組み込み、Dドライブとして利用します。

この時に既設HDDのパーティションは簡単には削除できないので、私が利用しているのはAOMEIのPartition Assistantになります。個人的にはとても使いやすくて気に入っており、記事も以前作成しているので、よろしければご参考までに。

【AOMEI】Partition Assistant(Pro版)ソフト概要や主な機能紹介
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また、その際にPCとHDDを接続するアダプタは以下を使用しています。

この製品についても記事を投稿しているので、ご参考までに。

【FIDECO】SATA/IDEハードディスク変換アダプタの使用感など
こんにちは、Ryoです。 HDD(ハードディスク)の接続規格はSATAが現在主流ですが、以前はIDE規格が使用されていましたので、2000年頃のPCなどはIDE規格のHDDだったりします。今回は旧型HDDの接続などに便利なFIDECO製SA...

3.Crystal Disk Mark測定

◆初期状態(換装前)

◆換装後(Samsung Magician/NVMeドライバーインストール前)

◆Samsung Magician/NVMeドライバーインストール後

M2.SSD換装による効果は結果の通り、かなり高速になり快適です。専用ソフトや専用のNVMeドライバーによる効果は速度的にはありませんが、今後使用していく上では安心材料にはなるので良いと思います。

4.2022/4月追記:WD製M.2 2280SSD換装

同モデルのVostro3681(OS:Windows10 Pro)に先日ウェスタンデジタル製M.2 SSD換装とメモリ増設を行いましたので追記します。

増設メモリ、換装したM.2 SSD(NVMe)は以下の通りです。

機器に合わせてヒートシンクと熱伝導シートを購入して熱対策を行っています。

通常は熱伝導シートまで使わないのですが、今回使用しているWD製のSN570はヒートシンクを貼付け対面がフラットではないので貼付け難い形状になっています。その為、SSDに熱伝導シートを貼付けて不均一を吸収し、その上にアイネックスのヒートシンクを取り付ける形をとったものです。

SSDと本体への接続については本記事で紹介しているORICO製のSSDケースを利用しています。

上記製品は2021.1月時点で品切れ・入荷未定となっているので現行モデルは以下のようです。

私の個人的な感覚でしかないのですが、Samsung製に比べてWD製やCrucial製のSSDはSSDケースと仕様的な相性のようなものがあるような気がします。

今回のSSDも上で紹介しているケースでは専用クローンソフトのAcronis True Imageで検出されますが、私の手持ちの他ケースでは認識されなかったりします。ですが、同じWD製のNAS向け(RED)SSDでは他ケースでも認識されるので個体差のようにも感じますが詳細は不明です。

その中でも記事で使用しているORICOケースが比較的安定してPC(ソフト)に検出されるように思います。

◆SSDフォーマット⇒クローン作業

WD製のSSDではクローン作業を行なう前にフォーマットを実施しておく必要があります。

スタートボタンを右クリックし「ディスクの管理」を実行します。

SSDがPCに接続されていれば「ディスクの初期化」が画面が既に開いているので「ディスクの選択」が間違いないことを確認した上でパーティションスタイルを選択しOKを押します。

パーティションスタイルは2TB未満ならMBRにしておけば良いかと思いますが、用途に応じて選択してもらえれば大丈夫です。

初期化が実行されると対象のディスク領域が「未割り当て」となるので、右クリックし「新しいシンプルボリューム」を選択します。

「新しいシンプルボリュームウィザード」が立ち上がるので、画面指示に従って進めばOKです。

一通り完了すれば下の画像のようにNTFS形式になり、外付けストレージのようにアクセス可能となります。これでクローン作業の前準備は完了です。

次にクローン作業を行なうので公式の専用ソフト「Acronis True Image for Western Digital」をダウンロード&インストールします。

インストール完了後にソフトを起動してクローン作業を行なっていきますが、ソフト起動時にWD製品が接続されていない(または認識されていない)と立ち上がりませんので、接続した状態で立ち上げます。

ソフト左側のメニューから「ツール」を選択し、その中から「ディスククローンの作成」を選択します。

「ディスクのクローン作成ウィザードが立ち上がりますので、クローンモード/ソースディスク(複製元)/ターゲットディスク(複製先)をそれぞれ選択します。

必要なクローンの作成方法は「このコンピューターのディスクを交換するには・・・」を選択します。

ソースディスク/ターゲットディスク、適用前後での内容を確認し問題なければ「実行」をクリックすることでクローンを行います。

クローンが完了したらPCをシャットダウンしメモリ増設とSSD換装作業を行います。

◆メモリ増設/SSD換装

カバー分解やHDDケース部分の取り外し、メモリとSSD取付け方法などは本記事上述の通りなので詳細は割愛します。

SSD取付位置はM.2 2230型の位置になっているので、取り外して2280型の位置に付け替えます。また、SSD固定ネジは付属していないので別途準備する必要があります。

メモリ・SSDそれぞれをセットした状態がこちらになります。後はSSDの熱対策としてヒートシンクを取り付けます。

上でも書いていますがヒートシンクを取付けたい面がフラットではないので下の画像のように貼り付けても傾いてしまい剥がれやすくなります。その為、まず熱電動シートを貼りつけてからヒートシンクを取り付けるという形をとっています。

先ず熱伝導シートを貼り付けます。

その上にヒートシンクを貼り付けることで安定して固定ができています。

これでメモリ増設とSSD換装作業は完了なので、後はカバー類を元に戻してPCを起動しチェックしていきます。複製元のHDD(ハードディスクドライブ)をそのまま取付けてしまうとSSDが起動ドライブとして機能しないので、一旦取り外しておきます。

取り外したHDDは予備としてそのまま保存、または初期化して取り付けることでDドライブなどの増設ストレージとしても活用できるので用途に応じて利用すればOKです。

◆PC立上げ~確認

特に問題なければ通常通りPCが立ち上がると思います。立ち上がり後にタスクマネージャーでメモリとSSDを確認すると、それぞれ認識されています。

WD製のSSDは公式ソフトで「Western Digital ダッシュボード」があります。これはなくても支障はないのですが、維持・管理用ソフトで分析やファームウェアアップデート機能もあるのでインストールしておくと便利です。

◆WD Blue SN570 Crystal Disk Mark測定

ストレージ転送速度を確認すると公称値通りの速度となっています。当然ながら使用感としても快適です。

≪初期HDD≫

≪換装SSD:WD Blue SN570≫

私の場合は普段Samsung製を利用することが多いのですが、今回ウェスタンデジタル製のSSDを扱ってみたので何かの参考になればと追記してみました。

5.まとめ

今回新しくなったモデルのVostro3681を購入して思った点としては、USBポートなどが増えていて確かに拡張性はやや上がっている気はしますが、個人的には内部構造の造り(ネジやブラケットの着脱部分)が扱いにくくなったように感じます。



とは言え、そこはやはりDELLなのでPC自体は扱っていて気持ち良く動いてくれますし、これまで結構な台数を購入して扱ってきましたが故障することもなく、信頼度も高いパソコンと私は思います。

ちなみにDell法人製品なら【最大25%OFF】法人様向け製品限定クーポン配布中!なので、ご利用する機会があればご検討くださいませ。

以上、New Vostro3681メモリ増設/M.2 SSD換装などについてでした!今回の記事が何かの参考になれば幸いです。

Ryo

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