こんにちは、Ryoです。
私は音楽が好きで邦楽・洋楽ともに聴きますが、洋楽を聴き始めたきっかけは中学生の頃に同級生の友人が貸してくれたChicago(シカゴ)の「Chicago17」をダビングしたカセットテープでした。当時を回顧しながらこのアルバムについて思うがままに書いていこうと思います。
1.はじめに
このアルバムはアメリカのバンドChicagoから1984年5月14日にリリースされた14番目のアルバムで大ベストセラーでしたが、当時の私は洋楽に関心がなかったので知る由もありませんでした。
チェッカーズや安全地帯が好きで、EP盤のレコードをよく聴いていた記憶がありますが、そんな頃に同級生の友人から洋楽もいいぞとしきりに勧められていたものの気乗りしなかったので敢えて聴くようなことはしていなかったと思います。
その私に業を煮やした友人はカセットテープにダビングして強引に「貸すから聴くように!」とChicago17を渡してくれたことが今も続く洋楽好きのきっかけです。
2.「Chicago17」について
貸してくれたテープを最初に聴いた時の感想としては「何が良いのかさっぱりわからない」でした。それまで邦楽しか聴いていなかったからなのか、真剣に聴こうとしていなかったのかはわかりませんが全然良さが理解できずにいた訳です。
そんな状態でしたのでテープを友人に返しながら良さがわからない旨を伝えたのですが友人曰く「聴いているうちに良さがわかるようになる」とのことで、引き続き聴くよう勧められ何となく聴いてる内にある日突然…!!これは!!…となり、テープが伸びるまで聴き、最終的にはLP盤を購入した次第です。
このアルバムで特に私が好きな曲は以下になります。
◆Stay The Night / ステイ・ザ・ナイト
YouTube: Chicago – Stay The Night (Official Music Video)
当時は全く意味が解らず聴いていたのですが、歌詞の内容はとにかく「一緒にいたい」という気持ちをぶつけるものの上手く行かず焦れてる感じでしょうか。ピーター・セテラさんの歌声が哀愁漂う感じに聴こえてサビが特に印象的、且つ余韻に浸れる何とも不思議な感覚の曲です。
◆Prima Donna / プリマドンナ
YouTube: Prima Donna (2006 Remaster)
今聴いても爽やかでカッコいいなぁと思える曲で当時一番聴いたのではないでしょうか。リズム感の良さとギターのかっこよさに魅入られて何度も繰り返し聴いてました。この頃のChicagoのアルバムはバラード系が多かったのでロック風なこの曲は特に印象的に聴こえた気がします。
◆You’re The Inspiration / 君こそすべて
YouTube: Chicago – You’re the Inspiration (Official Music Video)
セテラさんのヴォーカルとゆったりとした曲調がとても合っていて暖かみのある優しい曲です。当時も好きでしたが今はもっと好きになった曲で色褪せない名曲だと思います。
◆Once In A Lifetime / ワンス・イン・ア・ライフタイム
YouTube: Once in a Lifetime (2006 Remaster)
私の中ではこのアルバムで2番目に好きな曲でビル・チャンプリンさんとピーター・セテラさんのヴォーカル、ブラスがとても良い感じに合わさっている名曲だと思っています。一目ぼれを人生に一度きり!と言い切る強い気持ちを歌っているので、それが伝わってきて前途洋々な気持ちにさせてくれる曲です。
その他にはシングルカットされた「Hard Habit To Break / 忘れ得ぬ君に」「Along Comes A Woman / いかした彼女」もおすすめです。
上で紹介した以外も聴いていて気持ちの良い曲が多いので、最初に聴いた頃に何故理解できなかったのだろうと不思議です。大ベストセラーとなった理由が今ならわかる気がします。
3.おわりに
私がChicago17を嬉々として聴いている姿に友人は喜び、洋楽についていつも語り合っていました。気を良くした友人が次々とおすすめを紹介してくれていたので情報収集が簡単ではない時代であっても困らなかった気がします。おかげさまで益々洋楽にのめり込むようになっていき、そして現在に至ります。
聴き始めた頃から現在に至るまでの好きなアーティスト、アルバムを思い出しながら当時の状況も交えて書いていくのも楽しく、自身の記録としても良いかなと思い書いてみました。次回はTOTOの「Isolation」について回顧しようと思います。
以上、Chicago「Chicago17」回顧録でした!